現場の生産技術者ならではの強み

精密加工・ミクロン桁の加工を実現させるには、対象となる加工物、これに加工を施す工具、追い込み量を正確に測り出し、その数値を追い込むことで成し遂げられる精度の高い加工機、並びに加工条件や環境条件、そして測定機と測定技術が伴うことが必要と思います。

しかし、幸和の精密加工はもう一つのこだわりがあります。それは、製品の歪みへのこだわりです。製品の取り付け精度の確認作業を徹底して行ない走り精度を出すことにより、歪みをゼロに近いものにさせています。

現場の一人ひとりの技術者は図面から工程分析を行ない、工程表と手順書を作成しています。現場の一人ひとりが仕切れば時間のロスが少なくなり、更に加工に優れている現場技術者が治具を考え製作することによりコストの目標を効率的に成し遂げます。これが「人材力」だと考えております。

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以前、面取り精度C0.5でNGだったことがあります。当時、当社には測定できる環境がなく市販品の測定器もないという状況で確認の術がありませんでした。そこで自社で面取り測定器を開発し、問題なく測定し納品できるようになりました。

自社製品 面取り測定器

自社製品「面取り測定器」

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